ミツコ

Freedom

『モモ』

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久しぶりに『モモ』を図書館で借りて読んでみました。

 

   ★あらすじ★

 どこからともなくやって来て、町の円形劇場の廃墟に住みついたモモ。みすぼらしい服装に、ぼさぼさの巻き毛をした小さな女の子モモは、豊かな想像力と、特別な力を持っていました。モモに話を聞いてもらうと、ふしぎなことに悩みがたちどころに解決してしまうのです。

ある日、町に灰色の男たちが現われてから、すべてが変わりはじめます。「時間貯蓄銀行」からやって来た彼らの目的は、人間の時間を盗むこと。人々は時間を節約するため、せかせかと生活をするようになり、人生を楽しむことを忘れてしまいます。節約した時間は盗まれているとも知らず……。異変に気づいたモモは、みんなに注意をしようとしますが、灰色の男たちに狙われるはめになります。

不気味で恐ろしい灰色の男たちに、たったひとりで立ち向かうモモ。彼女をひとりぼっちにしようとする時間泥棒たちのずるがしこい作戦の数々! いったいどうなっちゃうの? と、予想できない展開にハラハラドキドキ、目が離せません。そんなモモに手を差しのべるのは、時間をつかさどる不思議な老人マイスター・ホラと、ちょっと先の未来を見通せるカメのカシオペイア。彼らとモモとの哲学的なやりとりは、私たちに対する問いかけであり、「時間とは日々の生活であり、その人自身である」という真理を教えてもくれます。そして疲れてしまったモモの心を、温かいもので満たしてくれるのが、黄金色のクロワッサンとホットチョコレート! この最高の組み合わせは絶対に忘れられません。

「モモのところに行ってごらん!」困ったことがあるとき、人々はこう言います。モモは、生きていく上で何が一番大切か、何を守るべきかを知っているのです――友だち、想像力、自由。遊ぶ時、モモと子どもたちは想像力を全開にして驚異の大冒険に乗り出します。その興奮を、みなさんもぜひ一緒に体感してください。「時間がない」「そんなの役にたたない」なんて口にしがちな、忙しがっているすべての子どもと大人に読んでもらいたい一冊です。この物語を読めば、時間に対する考え方が変わってしまうかもしれません。

(光森優子  編集者・ライター)

 

シンプルに読めば楽しいファンタジー、

じっくり読むと心理学的、哲学的メッセージが、

あちらこちらに見え隠れする深くて底なし沼的な

子どもから大人まで楽しめる児童小説。 

出版された年が1973年...43年前だから、ちょうど高度経済成長の時期...

この小説のドイツも高度経済成長期だったのかしら。

 

この頃、ミツコの父親は親方日の丸(死語?)にお勤めしていました。

結構お休みの日があったことを子ども心に覚えています。

お休みの日には碁会所に入り浸りの人でした。 

この大黒柱、テレビ大好き人間でしたので

我が家は座卓でテレビを見ながらの食事が当たり前。

(ある友人の家では食事中テレビ禁止、無言、音を立てて食べないこと...

まるで修行僧みたいな家庭もありましたね。

ある日の朝、いつものように白ごはんとお味噌汁、卵焼きとのり、お新香(定番)+時々、焼き魚を食べながらNHKニュース(チャンネル数が少なかった)で、

朝のラッシュ時の東京山手線、満員電車の扉を数人の駅員さんが必死で押し、

閉めているテレビ画面を見ていた小学生のミツコ、呆然!!!

父親を見ると朝食を終え、のんきに朝刊を開いていました(^_^;)

 

ここ最近「傾聴」と言う言葉をよく耳にします。

「聞く」ではなく「聴く」

「同情」ではなく「共感」

小説の主人公「モモ」は「聴く」「共感」が出来る凄い子ども!

43年も前から、すでに「傾聴」の必要性を指摘していたんですね。

昭和の時代、時間に追われている人は多かっただろうし(どこかの父親は除外(^^;)、

平成28年の今も同じく時間に追われている人がいっぱい...でしょう。

IT、ロボット産業がこれから先どんなに発展し普及したとしても

人間(心)はいつの時代を経ても変わらないと思います。  

お正月をはさんでもう一度じっくり読んでみようかと・・・

ただ、イメージする人間モモの顔が、

猫のモモコ(茶々姉さん)の顔にすり替わり、

読みにくくてちょっと困っています(=^・^=)

 

来年は酉年🐓

皆さんとミツコが健康で平穏な日々を送れる良い年になりますように!(^◇^)!

 

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図書館から見える烏城(うじょう)