スゴ母列伝

養老静江

 

───恋とワガママを貫いた養老孟司の母

 

「子供をどこまでいっても

自分の掌(てのひら)上に

置いておこうとするんです。

 

もともとグレートマザーって、

そういうものですよ。

 

子供が独立していくのには

極めて恐ろしい存在ですよね。

 

独立しようと思っても

相手が先回りして待っている。

 

それは子供の自立を妨げるんです」

 

 

養老孟司氏の母・養老静江の生きざまは、

息子が立派になるように尽くす

「偉人の母」というイメージからは、

かなり隔たっている。

 

 

明治に生まれ、

女医の草分けとして

小児科医院を女手一つで切り盛りし、

94歳まで現役で患者を診続けた。

 

 

いわば本人が偉人のような存在だ。

 

 

同時に、

弁護士夫人として二児をもうけながら

10歳近く年下の男との大恋愛の末に

離婚・再婚するという

「恋に生きる女」でもあった。

 

 

80歳を過ぎた息子に

「いくつになっても壁でした」

と語られる養老静江は、

良くも悪くもグレートマザーそのものだった。

 

名前だけで想像すると

おしとやかなイメージなのにね。

 

 

www.shueisha.co.jp

 

 

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さて、

スゴ母だったら岡本かの子は外せないでしょう。

 

 

私は 幼な児の頃から放りっぱなし。

 

生まれついての生命力で

勝手におい育って来たという感じがする。

「親はなくとも子は育つ」

ことわざは本当なんだなと確信しました。

 

いい母は天国に行ける、

ワルい母はどこへでも行ける 

 

どこへでも行けるワルい母ちゃんの方が

良いに決まってる。

 

 

 

ある美術系番組📺で

岡本太郎はマザコン

と言い切っていましたが、

なんとなく、わかる気がします。

 

 

 

芸術家である岡本太郎に最も影響を与えた女性が、

明治から昭和を奔放に生きた

女流作家・岡本かのこです。

 

 

かの子は自分について、

 

「私は3つの瘤(こぶ)を持つラクダである」

 

と話すように、

 

短歌の歌人、仏教研究者、小説家

という3つの顔を持っていました。

 

 

一方、

彼女の私生活は謎めいており、

さらにスキャンダルに満ちていました。

 

 

 

かの子は、

夫の一平をどうしても愛することができず、

 

白塗りの厚化粧を施し、

夫と子どもがいながら、

若い愛人を家に同居させることもありました。

 

 

 

太郎は

 

「母親を持った記憶がなく、

可愛がったことはあるかもしれないが、

面倒を見てもらったこともない」

 

と語っています。

 

 

かの子は脳溢血のため

49歳でこの世を去りました。

 

 

パリで知らせを聞いた太郎は、

泣きながら街をかけずり回ったそうです。

 

pikarine.net

 

 

ミツコはこの二人の女性の生き様、

どちらも好き。 

 

 

「明治」.....元号なんて関係なし。

 

 

いつの時代にもいたんですね、

ぶっ飛んでる人達が!

 

 

考えてみると、

今だって・・百年後の人から見れば昔話だもの。

 

 

「今の若いもんは・・・」

江戸時代の人も言ってたらしい。

 

 

その時は「現代」であって

「今」だから当たり前ことなんだけど・・

 

「昔も同じことを言ってたんだ」

 

なんだか滑稽で不思議な感じでした。

 

 

 

これから先も

どんどん科学技術が発展するだろうけれど、

人間だけは未来永劫変わりそうにない。

 

 

遺伝子をゴチョゴチョいじくって

神の領域まで侵入すれば話は別でしょうが、

あとが怖い。

 

 

パーマン1号、2号・・

コピーロボットリアルにいたら気持ち悪い。