1本のストロー動画(1億回再生)から
爆発的に広がった脱プラスチック!!
「痛い!痛い!」
声を出して泣きたいよね
麻酔もしていないし・・・
何で、ストローが鼻の奥まで入ったん?
カメが、自分で押し込めんじゃろ!
何年も入っていたのかもしれない。
鼻だし・・痛い、苦しかったよね。
南米コスタリカ沖で、
研究者のチームがウミガメの鼻に突き刺さった
プラスチックストローを引き抜く、
8分あまりの動画です。
鼻から血を出し、
苦悶の表情を浮かべる
ウミガメの姿が多くの人の心を動かし、
世界の脱プラスチック動きを加速させました。
脱プラスチックに賛同したのは、
環境NGOや一般の人だけではありません。
例えば、スターバックスは、2020年までに
プラスチックストローを廃止することを発表するなど、その動きはグローバル企業にも広まりつつあります。
最近、紙のストローを
よく見かけるようになった理由がわかりました。
スーパーの惣菜・魚・肉・菓子類・飲料水などの
プラスチック、ペットボトルなど多種大量!
昭和のいつ頃から増えだした?
自前の買い物カゴから
スーパーの買物袋へと変わった頃?
.....といえば、高度経済成長期あたり。
あっという間に固定電話から携帯電話へ変わったときと同じで、大昔からあったかのように錯覚させる
プラスチックというガン。
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現在、地球上に生息しているウミガメは全種、
その名前が掲載されています。
大平洋ではオサガメ、
地中海ではアオウミガメの数が激減しており、
今後も個体数の減少は続くと予想されます。
また、ウミガメは全種、ワシントン条約(絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約=CITIES)の附属書 I に掲載されており、
この条約に加盟している140カ国で
国際間の取引が禁止されています。
ウミガメは1度の産卵で100個以上の卵を産みます。
しかし、砂浜では
人間による卵の捕獲が後を断ちませんし、
孵化した子ガメの多くは、
カニ、キツネ、鳥などに襲われて命を落とします。
海にたどりついても魚に食べられるものが多く、
厳しい自然の中で
1年以上生き続けられるものはごくわずかです。
さらに、成長したカメは外海で漁業用の網に引っ掛ったり、汚染などで死亡するものが少なくありません。
さまざまな困難を乗り越えた、
非常に少ない数のウミガメしか
命を繋いでいくことができないのです。
「人間による卵の捕獲」......食べるの?